一般校正より質をさらに高めることができる

計量法に基づく日本の校正事業者登録制度のメリットを考えてみましょう。国家標準器を用いることができる内容としては、質量・長さ・温度などがあります。一般校正もありますがjcss校正を依頼する企業が増加している理由にこそメリットがあるのではないでしょうか。その理由が『信頼』です。一般校正では、狂いがない、妥協点すらない、そうした証明ができているのかを自分たちの手でやってのけるしかありません。しかし、第三者に認められるのならば、利用する側としても安心感があります。問い合わせにより『おたくの製品はどうなっているのか』といったクレームに関しても、提示する内容に嘘偽りもなく、信頼性を高めることができます。製造・研究をする時には、測定や測量を行うでしょうし、その方法も企業によって様々ですし、製品によっては長さや重さ、速さを測るために精密機器が必要です。しかし、その器機に狂いや誤りがあれば、問題になります。確認して測定する一般校正よりさらに質の高さがjcss校正になります。

デメリットはなくメリットは信頼

身近でいえば、キッチンにはそうした測りが必要になるツールが沢山あります。計量カップを使用して体積を測り、加熱時間を測るためにキッチンタイマーを用いることもありますが、ミリ、秒などの計測が正しいものなのか、私達消費者は知る由もないでしょう。製品を作る企業で計測されているであろう、私達消費者はそうした考えで使っているはずです。しかし、消費者に食料品を提供する企業としては、狂いがあっては消費者を騙すことにもなりかねません。1グラムの誤差は範囲内なのか、計量器具の校正を抜かりなく行っているのか、国認定の制度となるのがjcss校正です。いわゆる、国がこの計量器具は信用できる器具だとお墨付きしていることになります。メリットがあるならデメリットもあるのではないのか、しかし、信用・信頼度がメリットである以上のデメリットは第三者へ依頼する費用だけではないでしょうか。それほど、メリットしかない声も耳にします。

追跡することでさらに高い信頼に繋がる

正確でないと、測定や測量も狂いが生じますが、その狂いを見極めるのが国家標準器です。この技能資格もありますが、認められた事業者はjcss制度により委託業務を担っています。これは国際的にも信用度は高いものとされています。ちなみに、トレーサビリティというワードについても知っておきましょう。コレは、先にあげたように消費者などから『おたくの製品はどうなっているのか』と問い合わせられた際、計器類の正しさを突き止められることを意味します。簡単にいえば、この段階までは正しかった、しかしこの段階で誤差が生じてしまった、こうした追跡ができることになります。自社と依頼者のどちらかに問題があった可能性も無きにしもあらず、だからこそ、第三者の関わりが重要視されています。

対象エリアへのメッセージは、確実で公正な技術によって生まれる確かな信頼、それが私たちの信じる技術です。 JEMICは型式承認された電気計器等の検定・検査に実績があり、合格品におされる検定認印は信頼の証となっています。 我が社は、電気の取引の適正な実施をするために、電気計器の検定等の業務を行っている公正中立な機関です。 jcss校正はJCSS認定(登録)校正事業者のJEMICへ